- 蜂蜜の簡単な捨て方
- 蜂蜜が黒くなる理由と食べれるか
- 古いハチミツの活用法
古くなった蜂蜜や使い切った蜂蜜の瓶をどうしようか・・悩んだことはありませんか?
片づけをしていたら古い蜂蜜が出てきた・・ということありますよね。
蜂蜜は保存状態が良ければ食べることができますし、保存状態が悪ければ食べれませんので、他に活用するか捨てるかになります。
今回の記事では、蜂蜜の正しい捨て方や古い蜂蜜の活用法についてご紹介します。これを読めば、蜂蜜の適切な処分方法がわかります。
蜜ロマン養蜂園は長崎県長与町で、日本古来のニホンミツバチで丁寧に蜂蜜を生産しています。ふるさと納税返礼品にも商品を提供し、ふるさと長与町を盛り上げたい気持ちで日々養蜂に取り組んでいます。
蜂蜜は腐らないが劣化することがある

蜂蜜は腐敗しにくい食品として知られていますが、保存状態や時間の経過により品質が劣化することがあります。
特に以下の場合は、食用に適さない可能性があります。
- 色が黒っぽく変色している
- 酸っぱい臭いがする
- カビが生えている
蜂蜜の保存期限や劣化のサインについては、農林水産省の公式ガイドも参考にしてください。
蜂蜜の正しい捨て方
使えなくなった蜂蜜を処分する際は、環境や衛生面への影響を考慮した方法を選びましょう。
水道水に溶かして流す
キッチンで、水道水に溶かして流すのが一番簡単な捨て方です。
蜂蜜の入った容器に直接水道水を流し込み、良く溶かして流します。結晶化している場合は、水道水をお湯に切り替えると溶かすことができます。
よく溶かさず、どろどろの状態で流したり、結晶化したものをそのまま流すと排水溝の詰まりの原因になりますので、よく溶かしてから流しましょう。
量が多い場合は、これが短時間で捨てられる簡単なやり方です。
生ゴミとして処分
蜂蜜は食品ですので、生ごみとして捨てることも可能です。
新聞紙やキッチンペーパーで蜂蜜を吸収させたうえで、生ゴミとして捨てる方法がおすすめです。
少量の場合はこのような捨て方も簡単ですね。
トイレに流す場合
あまりおすすめはしませんが、蜂蜜は水に溶けますのでトイレに流すことも可能です。
少量であればトイレに流すことは可能ですが、大量の蜂蜜を流すと配管が詰まる恐れがあります。
余計なトラブルを引き起こす可能性もあるので、トイレに流すのであればキッチンで水道水に溶かして流すか、生ごみに捨てましょう。
トイレは大事な生活インフラです。修理にも時間がかかります。
3. プラスチック容器や瓶の処理
蜂蜜が残ったプラスチック容器や瓶は、以下の手順で処理しましょう。
- 中身をできるだけ取り除く。
- 残った蜂蜜はぬるま湯で溶かしてきれいに洗う。水洗いで良い。
- 容器は自治体の分別ルールに従って廃棄する。
古い蜂蜜が黒くなる原因と対処法

蜂蜜が黒く変色することがありますが、これは特に珍しいことではありません。以下は、蜂蜜が黒くなる原因とその対処法です。
黒くなる原因
- 酸化
空気に触れることで酸化し、色が濃くなることがあります。 - 糖の結晶化
蜂蜜に含まれる糖分が結晶化する際、黒っぽく見える場合があります。 - 熱による変化
高温で保存すると、メイラード反応により褐色化することがあります。 - 蜜源植物の特性
元々色の濃い蜂蜜(例:そば、栗など)は、保存期間が長くなるとさらに黒っぽく見えることがあります。
黒くなった蜂蜜は食べられるのか?
黒くなった蜂蜜が必ずしも食べられないわけではありません。以下の方法で確認してください。
- 匂いを確認
酸っぱい臭いや異臭があれば食べるのは避けましょう。 - 味を確認
小量を舐めてみて、苦味や酸味が強い場合は廃棄してください。 - カビがないか確認
見た目にカビがある場合は、衛生的に問題があるため食べるべきではありません。 - 保存状態を振り返る
高温や湿度の高い環境で保存されていた場合、品質が劣化している可能性が高いです。
加熱処理について
不安がある場合、蜂蜜を70〜80℃に加熱することで安全性を高めることができます。ただし、風味や栄養価が一部失われる点には注意してください。
ちなみに、ホンモノの蜂蜜は糖度80%以上を目指して作ります。
蜜ロマン養蜂園の蜂蜜も必ず糖度80%以上に仕上げます。これは、蜂蜜が長持ちするようにするためです。
糖度80%以上では、浸透圧の影響でほとんどの菌類が生存できないのです。だから長持ちするのですね。
ただし、糖度80%に仕上げるには時間をかける必要があり、手間ひまがかかることなのです。
古い蜂蜜の活用法
園芸に利用
蜂蜜は植物の挿し木の際に発根を助ける効果が期待されています。
上の動画では、蜂蜜を活用することで挿し木の成功率を上げることが紹介されています。
蜂蜜の瓶の洗い方
蜂蜜の瓶を処理する際、以下の手順を参考にしてください。基本的に水洗いで良いですが、気になる場合には洗剤を使って洗いましょう。
- 瓶にぬるま湯を注ぎ、残った蜂蜜を溶かします。
- ぬるま湯を使ってスポンジで内部を洗います。
- 十分にすすいで乾燥させます。
注意: ガラス瓶は割れやすいので、取り扱いには注意してください。
まとめ|【蜂蜜の捨て方】古い蜂蜜の処理方法や活用法のご紹介
古い蜂蜜の捨て方や活用方法、また、使い切った蜂蜜容器の処理方法についてご紹介しました。
蜂蜜が黒くなる原因や安全性の確認方法を理解し、適切に処理することで、環境に優しく無駄を減らすことができます。
蜂蜜を保存する際は直射日光を避け、涼しい場所で密閉容器に保管することを心がけましょう。蜜ロマン養蜂園の蜂蜜は糖度80%以上に仕上げるので長持ちします。是非、ご賞味いただきたいです!





United States National Library of Medicine (PubMed)
- The antibacterial properties of honey
蜂蜜の抗菌作用に関する研究を掲載した論文で、医療および健康分野での利用について説明しています。Journal of Agricultural and Food Chemistry
- Honey: Chemical composition, stability, and authenticity
蜂蜜の化学組成、安定性、純度の評価に関する研究論文。Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)
- Beekeeping and sustainable livelihoods
養蜂と持続可能な生活の関係性について、FAOが提供するガイドライン。Manuka Health Research (University of Waikato)
- UMF Honey Association – Science Behind Manuka Honey
マヌカ蜂蜜の科学的研究や抗菌作用に関する情報を提供するウェブサイト。Harvard School of Public Health (The Nutrition Source)
参考になる文献について
- Honey: A sweetener with health benefits
蜂蜜の栄養的な側面や健康効果について解説する記事。