蜂蜜をミツバチ以外に作るハチはいる?蜂が蜂蜜を作る理由とは?

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この記事でわかること
  • ミツバチ以外も蜂蜜を作る
  • 蜂が蜂蜜を作る理由
  • 養蜂に利用されるハチ

蜂蜜といえばミツバチが作るものというイメージがありますが、ミツバチ以外の蜂が蜂蜜を作ることはあるのでしょうか?

実は、蜂蜜はミツバチ以外も作ります!

本記事では、蜂蜜を作るミツバチ以外の蜂や蜂が蜂蜜を作る理由、なぜ養蜂にミツバチが活用されるのかご紹介します。

蜜ロマン養蜂園について

蜜ロマン養蜂園は長崎県長与町で、日本古来のニホンミツバチで丁寧に蜂蜜を生産しています。ふるさと納税返礼品にも商品を提供し、ふるさと長与町を盛り上げたい気持ちで日々養蜂に取り組んでいます。

目次

蜂蜜を作る蜂はミツバチ以外にいるのか?

蜂蜜を作る蜂はミツバチ以外にもいます。以下に2種類を紹介します。

1. マルハナバチ

  • マルハナバチも花の蜜を集めて蜂蜜を蓄えます。
  • ミツバチのように長期保存することはなく、基本的に短期間の貯蔵のみを行います。
  • 女王バチのみが越冬するので大量に蜂蜜を蓄えておく必要がないのです。
  • 貯蔵される蜜は「ハナバチ蜜」とも呼ばれますが、一般的な蜂蜜とは異なり、すぐに消費されるため採取することはほぼ不可能です。

2. スティングレス・ビー(針なしミツバチ)

  • 主に熱帯地域に生息する「スティングレス・ビー」は、ミツバチとは異なる形態で蜜を集め、ハチミツに似た物質を作ります。
  • 彼らが作る蜂蜜は「スティングレス・ハニー」と呼ばれ、一部の地域では採取されて食用とされています。
  • ミツバチの蜂蜜と比較すると、水分含有量が多く、より酸味のある味が特徴です。
  • 蜂蜜を貯めておく貯蔵庫が、ミツバチのハニカム構造とは異なり、壺型なことも特徴です。

蜂が蜂蜜を作る理由

1. 食糧の備蓄

ミツバチは、冬や花が少ない時期に備えてエネルギー源を確保するために蜂蜜を作ります。

花の蜜を集め、それを巣の中で加工・濃縮し、長期間保存できる形にします。

2. エネルギー源としての利用

蜂蜜は糖分を多く含み、ミツバチにとって主要なエネルギー源になります。

特に働きバチは、巣の温度を維持したり、飛行活動をしたりするために多くのエネルギーを必要とします。

3. 幼虫の成長に必要

蜂蜜は幼虫の成長に必要な栄養源の一つです。

特にローヤルゼリーとともに女王蜂や働き蜂の発育に関わっています。

4. 巣の防衛

蜂蜜には抗菌作用があり、巣の中で病原菌が繁殖するのを防ぐ働きもあります。

以下でも、ミツバチが蜂蜜を作る理由について記載しています。

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養蜂に利用されるのはなぜミツバチだけなのか?

1. 大量の蜂蜜を生産できる

  • ミツバチは、一つの巣に数万匹が協力して蜂蜜を蓄えるため、大量の生産が可能です。
  • 「西洋ミツバチ」や「東洋ミツバチ」は、他の蜂と比べても非常に効率的に蜂蜜を作ります。

2. 群れで長期間生活する

  • ミツバチは社会性昆虫であり、一年を通してコロニー(群れ)を維持します。
  • スズメバチやアシナガバチは冬に巣を解体し、新しい巣を作るため、蜂蜜を蓄える必要がありません。
  • マルハナバチは小規模な巣を作り、蜜の貯蔵量も少ないため、養蜂には向きません。

3. 人間に管理しやすい

  • ミツバチは、人工の巣箱に定住する習性を持ち、人間が管理しやすい。
  • スティングレス・ビーは養蜂が行われることもあるが、巣の構造が不規則で管理が難しい。

4. 蜜の加工技術に優れる

  • ミツバチは、蜜を口移しで渡しながら酵素を加え、水分を飛ばして糖濃度を高めることで、保存性の高い蜂蜜を作る。
  • 他の蜂はこのような技術を持たず、集めた蜜をそのまま摂取することが多い。

5. 攻撃性が比較的低い

  • 養蜂で利用される「ニホンミツバチ」「セイヨウミツバチ」は比較的温和であり、大量の蜂蜜を作るため、世界中の養蜂家に利用されています。

まとめ

養蜂にミツバチだけが利用されるのは、大量の蜂蜜を生産できること、人間が管理しやすいこと、群れで生活し続けることなどの特性があるためです。

ミツバチ以外の蜂も蜜を集めますが、養蜂に適した特性を持つのはミツバチだけなのです。

蜜ロマン養蜂園では、ニホンミツバチを利用して養蜂しています。自然の多様な花から集めてできた百花蜜を是非ご賞味いただきたいです。

この記事のまとめ
  • ミツバチ以外にも蜂蜜を作る蜂がいる
  • 蜂蜜を作るのは食糧確保や幼虫の成長のため
  • ミツバチは大量の蜂蜜を生産できる
  • 群れで長期間生活し、人間が管理しやすい
  • 他の蜂は養蜂に適さない特徴が多い
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United States National Library of Medicine (PubMed)

Journal of Agricultural and Food Chemistry

Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)

Manuka Health Research (University of Waikato)

Harvard School of Public Health (The Nutrition Source)

参考になる文献について
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