メープルシロップと蜂蜜の違いとは?カロリーや価格、安全性も比較!

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この記事でわかること
  • メープルシロップと蜂蜜の作られ方の違い
  • 栄養価やダイエットに関してどっちが良いか
  • 価格感や赤ちゃんに与えても良いか

メープルシロップと蜂蜜は、どちらも天然の甘味料として人気がありますが、実際にどのような違いがあるのでしょうか?

実はこの2つは、作られ方が全く異なっていて、メープルシロップは木から、蜂蜜は花の蜜から作られます。

今回の記事では、メープルシロップと蜂蜜の違いやカロリー・価格・安全性についてにも触れて、どちらの魅力もお伝えできるようにまとめました。

是非、商品選びに役立てていただけると嬉しいです。

蜜ロマン養蜂園について

蜜ロマン養蜂園は長崎県長与町で、日本古来のニホンミツバチで丁寧に蜂蜜を生産しています。ふるさと納税返礼品にも商品を提供し、ふるさと長与町を盛り上げたい気持ちで日々養蜂に取り組んでいます。

目次

メープルシロップと蜂蜜の基本的な違い

メープルシロップと蜂蜜の基本的な違い

メープルシロップと蜂蜜はどちらも天然の甘味料ですが、その原料・成分・味・栄養価・保存方法などに違いがあります。

以下に比較表を作成しました。

比較項目メープルシロップ蜂蜜
原料サトウカエデの樹液ミツバチが集めた花の蜜
主成分ショ糖(スクロース)果糖・ブドウ糖
すっきりした甘さ、カラメルのような風味濃厚でコクのある甘さ
栄養素カルシウム・カリウム・マグネシウムが豊富抗酸化物質・ビタミン・酵素を含む
GI値(血糖値の上昇度)約54(低GI)約58~85(種類による)
保存性常温保存可(開封後は冷蔵推奨)常温で長期保存可能
価格やや高価種類による

原料と製造方法の違い

メープルシロップは、サトウカエデの樹液を煮詰めて作られます。

樹液は薄い甘みしかないため、長時間煮詰めて水分を蒸発させ、濃縮したものが市販のメープルシロップになります。

蜂蜜は、ミツバチが花の蜜を集め、巣の中で水分を蒸発させながら酵素を加えて作られるものです。

自然の状態で熟成されるため、加工の必要がほとんどありません。

主成分と味の違い

主成分と味の違い

メープルシロップの主成分は「ショ糖(スクロース)」で、すっきりとした甘さが特徴です。

後味にカラメルのような香ばしさがあり、パンケーキやデザートによく合います。

蜂蜜の主成分は果糖とブドウ糖で、甘みが強く、まろやかでコクのある味わいがあります。

銘柄によって風味が大きく異なり、百花蜂蜜、アカシア、レンゲ、マヌカハニーなど多様なバリエーションがあります。

栄養価の違い

メープルシロップは、カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。

特にカリウムの含有量が多く、筋肉や神経の働きをサポートすると言われています。

蜂蜜には、抗酸化物質・ビタミン・酵素が多く含まれています。

抗菌作用があるため、喉のケアや健康維持に使われることもあります。

GI値(血糖値への影響)の違い

ポイント

GI値(グリセミック・インデックス)とは?

食後の血糖値の上昇速度を示す指標です。どれだけ早く血糖値が上昇するかを数値化したもので、GI値が高い食品ほど血糖値が急上昇しやすい。

メープルシロップのGI値は約54と低めで、血糖値の上昇が穏やかです。

そのため、血糖値を気にする人に適しています。

蜂蜜のGI値は約58~85と種類によって幅があるため、血糖値の急上昇を防ぎたい場合は、アカシア蜂蜜(GI値が低い)などを選ぶとよいでしょう。

アカシア蜂蜜のGI値は約32~35とかなり低いといわれています

保存性の違い

メープルシロップは常温保存可能ですが、開封後は冷蔵しましょう。

特に湿気が多い環境ではカビが発生することがあるため、注意が必要です。

蜂蜜は長期間常温保存可能で、腐ることはほぼありません。

ただし、低温では結晶化しやすくなるため、適度な温度で保存するのがベストです。

はちみつとメープルシロップの違い|どっちが太る?

はちみつとメープルシロップの違い|どっちが太る?

甘味料を選ぶ際、「どちらが太りやすいのか?」が気になる人も多いでしょう。カロリーや血糖値の上昇を比較してみます。

比較項目メープルシロップ蜂蜜
カロリー(100gあたり)266kcal294kcal
糖質(100gあたり)約67g約80g
GI値(血糖値の上昇度)約54(低GI)約58~85

※日本食品標準成分表2020年版(八訂)を参考

どちらも摂りすぎれば太るが、メープルシロップの方が太りにくい

メープルシロップはGI値が低いため、血糖値の急上昇を抑えやすいのが特徴です。

カロリーも蜂蜜よりやや低め、しかし、どちらも糖分が多いため、過剰摂取すればもちろん太るので食べすぎには気を付けましょう。

メープルシロップと蜂蜜、赤ちゃんに与えても大丈夫?

メープルシロップと蜂蜜、赤ちゃんに与えても大丈夫?

蜂蜜は1歳児未満に与えてはいけないということを知っている方は、メープルシロップもダメなのでは?と心配される方も多いと思います。

結論から言うと、メープルシロップは大丈夫です。

メープルシロップは、ボツリヌス菌がいないこととその製造過程で加熱により殺菌されているためです。

しかしながら、使用の際はメープルシロップメーカーの注意事項に従いましょう。

比較項目メープルシロップ蜂蜜
赤ちゃんに与えてOK?◎(1歳未満でも可)✖(1歳未満はNG)
注意点無添加・純粋なものを選ぶ1歳未満の乳児に与えると乳児ボツリヌス症のリスクあり

メープルシロップは赤ちゃんにもOK、蜂蜜は1歳以上から

  • 蜂蜜は1歳未満の赤ちゃんに与えると「乳児ボツリヌス症」のリスクがあるため、厳禁。
  • メープルシロップにはボツリヌス菌の心配がなく、加熱殺菌されているため安全
  • ただし、糖分が多いため、赤ちゃんにはなるべく控えめに与えるのがベター。

はちみつとメープルシロップ、どっちが安い?|価格

蜂蜜とメープルシロップがどちらが安いかは気になりますよね。

これは商品によりますが、おおよその目安として以下に作表しました。

比較項目メープルシロップ(ピュア)蜂蜜(国産)
価格目安(gあたり)4~8円5~10円

価格は「gあたり」で比較すると、メープルシロップのほうが若干安いような感じでした。

各商品の口コミを見るとわかりますが、安すぎるものは「純粋」表示でも加糖しているような口コミがかかれていたりします。

蜂蜜は採蜜までに時間がかかりますし、採蜜にも手間がかかります。それが販売価格に反映されますので、安すぎるものには気を付けたほうが良いと考えられます。

メープルシロップの注意点

メープルシロップを使用する際、いくつか気をつけるべきポイントがあります。

偽物に注意!「メープル風味シロップ」

「メープルシロップ」と「メープル風味シロップ」は別物です。

メープルシロップは100%樹液を煮詰めたものですが、「メープル風味シロップ」は主に砂糖やコーンシロップを使用してメープルシロップを薄めたものです。

メープルシロップを購入する際には「100% ビュア メープルシロップ」と表記されているものを選びましょう。

ちなみに、蜂蜜にも同様な加糖されたものもあります。

開封後は冷蔵保存が必要

メープルシロップは開封後、カビが発生しやすいため冷蔵保存が望ましいです。

一方で純粋蜂蜜は保存性が高く、常温でも長期間保管が可能です。

純粋蜂蜜とは、蜜ロマン養蜂園で販売しているような加糖されていない100%蜂蜜のことです。

蜂蜜にも加糖して薄めて販売しているものもありますので、商品選びには注意しましょう。(※加糖のものが決して悪いといっているわけではありません)

まとめ|メープルシロップと蜂蜜の違いとは?カロリーや価格、安全性も比較!

目的おすすめの甘味料
血糖値を抑えたい・ダイエット向きメープルシロップ、アカシア蜂蜜(低GI)
安さを重視メープルシロップ
赤ちゃんに与えたいメープルシロップ(蜂蜜はNG)
栄養価の高さを求める蜂蜜(抗酸化作用・ビタミン豊富)
長期保存が必要蜂蜜

どちらも魅力的な甘味料ですが、好みや用途に応じて選ぶのがポイントです。

特に赤ちゃんには蜂蜜を避け、純粋なメープルシロップを選ぶようにしましょう。

この記事のまとめ
  • 原料と製造方法の違い:メープルシロップはサトウカエデの樹液を煮詰めて作られ、蜂蜜はミツバチが集めた花の蜜を酵素で熟成させて作られる。
  • 栄養価とGI値の違い:メープルシロップはミネラルが豊富でGI値が約54と低め。蜂蜜は抗酸化物質・ビタミン・酵素を含み、GI値は種類によって異なる(アカシア蜂蜜は特に低い)。
  • 赤ちゃんへの安全性の違い:メープルシロップは1歳未満の赤ちゃんにも安全だが、蜂蜜は乳児ボツリヌス症のリスクがあるため1歳未満には与えてはいけない。
  • 価格と保存性の違い:メープルシロップは比較的高価で開封後は冷蔵保存が必要。蜂蜜は種類によって価格差があり、常温で長期保存が可能。
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United States National Library of Medicine (PubMed)

Journal of Agricultural and Food Chemistry

Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO)

Manuka Health Research (University of Waikato)

Harvard School of Public Health (The Nutrition Source)

参考になる文献について
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